2023年9月5日(火)
沖縄 決して負けない
辺野古ゲート前 不屈の抗議続く
![]() (写真)「県民の民意は変わらない。負けずにデニー知事を支えよう」と声を上げる座り込み参加者=4日、沖縄県名護市辺野古 |
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に関する裁判で最高裁が県の上告を棄却した4日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では新基地反対の座り込み抗議が続けられ、県民らが「沖縄は決して負けない。玉城デニー知事を支えてたたかいぬこう」と、不屈の声を上げました。
ゲート前の座り込みは3347日を数えました。戦争を体験している沖縄市の女性(95)は、二度と沖縄を戦場にさせないとの思いで「未来の子どもたちに基地のない沖縄を」と書いたボードを掲げて座り込みました。「聞く耳を持たない国に対し、戦争の怖さを知っている私たちがあらがわなければならない」と語りました。
名護市の男性(71)は「判決よりも新基地反対の私たちの民意が上回る。デニー知事と一緒に、これからも変わらず現場で声を上げ続ける」と力を込めました。
宜野湾市の男性(74)は、「県民投票での72%の埋め立て反対の思いが私たちのたたかいのバックにある。強大な敵に立ち向かうのは県民の宿命みたいなもの。デニー知事も自信を持って政府の圧力に屈せず頑張ってほしい」とエールを送りました。
名護市の女性(68)は「沖縄の声を聞かず民主主義を守らない不当判決だ。あきらめるわけにはいかないし、行動して押し返していきたい」と決意を述べました。
9月4日は1995年に沖縄で米兵による少女暴行事件が起きた日と重なります。沖縄県統一連の瀬長和男事務局長は「この日に不当判決を出すのは、国も司法も沖縄を一切顧みないことの表れだ。新基地反対の県民の思いは変わらない。これからが未来につながる大事なたたかいになる」と話しました。









