2023年9月3日(日)
8中総力に職場支部の灯大きく
支部の「返事」に学ぶ
職場支部学習・交流講座 山下氏が報告
![]() (写真)報告する山下芳生副委員長=2日、党本部 |
日本共産党は2日、職場支部学習・交流講座を党本部でオンラインを交えて開きました。
講座の目的は、職場での党活動と党づくりを発展させ、「第29回党大会成功、総選挙躍進をめざす党勢拡大・世代的継承の大運動」を成功させることです。山下芳生副委員長・党建設委員会責任者が報告しました。講座は3日までの2日間です。
山下氏は、8中総決定の核心点を職場分野に引き寄せて、三つの柱―(1)「政治対決の弁証法」という政治情勢論(2)総選挙をどういう政治姿勢でたたかうか(3)綱領と組織のあり方に対する攻撃を打ち破る―にそって報告しました。
「こんな財界のもうけ優先の国でいいのか」では、新自由主義が猛威をふるい、住民福祉の機関としての自治体の機能を壊してしまったことを鋭く告発。「こんな人権後進国でいいのか」では、職場のハラスメント、男女の賃金格差の問題を中心にデータを示し後進国ぶりをえぐるなど、それぞれの柱で職場の実態にそくして詳しく解明。「行き詰まった自民党政治を『もとから変える』党の値打ちを労働者の要求、関心にかみ合う形で語り、政治を変え、職場をかえよう」とよびかけました。
山下氏は、「130%の党」づくりをよびかける中央の手紙に対する職場支部からの返事が1900通寄せられており、そこには「職場の深刻な実態と要求、職場支部の現状と悩み、困難が率直にリアルにつづられ、一歩でも前に進もうとする努力と党づくりの決意が書かれています」とのべました。この返事に学び、どう「大運動」を成功させるかについて、具体的に返事を紹介しながら、党づくりの法則的活動を開拓する経験を報告しました。
職場支部にとってなぜ「130%の党」づくりが必要か―山下氏は、大軍拡・戦争国家づくりとのたたかいの政治任務、綱領路線の実現とともに、職場に支部と党員が存在していること自体が労働者にとってかけがえのない役割を果たしていることを力説しました。
山下氏は「返事から一番学んだことは、労働者の矛盾と要求が激化し、たたかいが広がる中で、党の存在意義がこれまでにもまして鮮明になっていることです。職場における党づくりの出発点です」と強調。「職場に支部をもつ政党はわが党だけ。職場支部こそ労働者のよりどころとなり、職場を変える力です」とのべました。
報告のあとただちに討論に入り、職場支部の返事にもとづく職場の奮闘ぶりが生き生きと交流されました。









