2023年9月2日(土)
人種差別根絶へ施策を
在日コリアン弁護士協会声明
関東大震災で朝鮮人が多数虐殺された事件から100年の1日、在日コリアン弁護士協会の金哲敏代表は声明を発表しました。惨劇が繰り返されないよう、政府と東京都に虐殺の真相究明と現代の人種差別根絶のための施策を求めています。
声明は100年前の朝鮮人虐殺を「日本史上最悪のヘイトクライム」としています。政府が「不逞(ふてい)者に対する取り締まりを厳」にせよとの通達を出したことなどが市民の虐殺行為に拍車をかけたと指摘。軍や警察が直接殺傷した記録もあるとしています。
それにもかかわらず日本政府が調査も補償もせず、事実を曲げて発言していると批判。小池百合子東京都知事が式典への追悼文を拒否し、追悼式典の隣でのヘイトスピーチを発する集会を許可していることを「人種差別撤廃条約の義務に違反する」と指摘しています。
朝鮮人虐殺の教訓を生かし、人種差別撤廃のための実効的な施策の実現を強く求めています。








