2023年8月30日(水)
大激戦の岩手県議選
たっそ県政の推進力 共産党3議席必ず
自民県政復活阻止へ支持拡大に全力
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岩手県知事選と県議選(ともに9月3日投票)では、復興、子育て支援、物価高騰対策で全国にも誇れる実績を挙げてきた、たっそ拓也県政を継続・発展させるのか、自民党県政の復活で国の悪政持ち込みを許してしまうのかという対決軸が、論戦が進むごとに鮮明になってきています。
県議選で日本共産党の斉藤信(盛岡区)、高田一郎(一関区)、千田みつ子(奥州区)の3候補=いずれも現=は「たっそ県政の継続発展へ、県政の推進力である党の3議席確保を」と懸命に訴えています。
知事選と県議選の大争点に浮上してきたのが県立病院体制を維持するのかどうかです。
たっそ知事候補は第一声で「岩手の強みの医療と教育をさらに充実させる」と表明。一方、新人の千葉絢子候補は、20ある県立病院の維持は「非常に厳しくなる」と発言。将来的な県立病院統廃合を否定していません。
共産党の県議3候補は、県内で感染力の強い新型コロナが再拡大している中、コロナ入院患者の7割を受け入れてきた県立病院体制を維持しなければ地域医療は守れないと主張しています。
有権者との対話でも県立病院の維持が大きな関心事になっています。県立軽米(かるまい)病院がある軽米町の江刺家静子党町議が千葉候補の発言を説明すると、多くの町民が驚き、「軽米病院がなくなったら大変だ」「迷っていたけど、県立病院を守るために、たっそ候補に入れる」との声を寄せています。
自民党や公明党など他陣営は必死です。盛岡区(定数11)の自民党陣営は、汚染水海洋放出や健康保険証廃止で「逆風が吹いている」と危機感を抱き、千葉知事候補との連携を強化。奥州区(同5)では新人が32年ぶりの議席奪還へ大攻勢をかけ、一関区(同5)では現職が「唯一の自民党候補」を売りにしています。
たっそ県政を攻撃してきた公明党現職=盛岡区=は、たっそ県政によるLPガス料金値上がり分への半額補助を「公明党が実現」と偽って訴えています。
共産党は、知事選も県議選も大激戦で、県議選では3候補とも当選圏に届いてないと判断。対話・支持拡大に全力を挙げています。











