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2023年8月28日(月)

新軍港建設を考える

沖縄・浦添 民青がフィールドワーク

写真

(写真)自然豊かな海を埋め立てて軍港を造ることについて考える民青のフィールドワーク=27日、沖縄県浦添市

 日本民主青年同盟沖縄県委員会の職場班は27日、米軍那覇軍港(那覇市)に代わる新軍港建設による埋め立てが計画されている浦添市西海岸を実際に見るフィールドワークをし、自然を埋め立てて基地を造ることについて考えました。

 埋め立て予定の一帯は、イノー(サンゴ礁に囲まれた浅い海)が広がる自然海岸。参加者は、透き通る海で泳ぐ魚など間近に海の生き物を見て、貴重な自然を体感しました。

 市民団体「浦添西海岸の未来を考える会」世話人の里道昭美さんが新軍港建設計画の概要と、美しい夕日や命あふれる海など浦添西海岸の魅力を解説。沖縄観光にとって大きな財産である西海岸の環境を壊して機能強化される基地を造ることに異議を唱えました。埋め立てを止めるためにできることとして、環境影響評価に対して意見を出して大きな声にしていくことなどをあげ、「戦争につながる基地は絶対反対。この環境を子どもたちにこのまま残したい」と語りました。

 参加者から「現場を見て実感を持って考えることが大事」「生きる場所を奪うことは許せない」などの感想が出されました。子どもを連れて参加した会社員(36)は「何を求めて軍港を造るのか考えなければいけない。きれいな海を埋め立てて必要ないものを造る意味がどこにあるのか」と話しました。

 日本共産党の島袋恵祐県議も参加しました。


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