2023年8月28日(月)
車連ね「インボイス中止」
長野 消費税減税求める
![]() (写真)インボイス中止、消費税5%減税をアピールしながら市内を走る自動車=27日、長野市(画像の一部を加工) |
消費税のインボイス(適格請求書)制度の実施延期・中止や、消費税5%への減税を求める自動車パレードが27日、長野市で行われました。ステッカーを車体に貼った軽トラックや自家用車など14台が連なり、「10月実施はインボイスではなく消費税5%への減税」とアピールしました。
さまざまな業種で働く人たちが参加し、パレード前の集会で生活や生業(なりわい)の苦労を語りました。
長野市で大工をしている男性(67)は「資材価格も高騰し、長野はガソリン価格も全国で一番高い。この中でインボイスが始まったらどうなるか。不安だ」と語ります。長野市議会では、インボイス実施延期を求める請願が不採択になったと憤り「9月には長野市議選がある。私たちの思いを代弁してくれる人を選びたい」と話しました。
同市で印刷業をしている男性(80)は、取引先からインボイス登録のお願いをされて戸惑っていると言います。「すでに経営が厳しいが、インボイスによって新たに発生する消費税分を価格に転嫁することはできない。苦しんでいます」と肩を落としました。
主催した長野県商工団体連合会の相沢道人事務局長は、弱い者同士で負担を押し付けあうインボイスは中止しかない、と指摘。「消費税が5%へ減税されれば、複数税率もなくなりインボイスも中止になる。みんなで声を上げていきたい」と語りました。
日本共産党の、あべ孝二長野市議が参加し情勢報告しました。









