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2023年8月26日(土)

平和・故郷 高らかに

札幌 うたごえ祭典開幕

運動への思い共有

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(写真)2023日本のうたごえ祭典in北海道の野外フェスティバル「大地のうた」でオープニングの「大地のうた」を合唱する人々=25日、札幌市

 うたごえ運動75周年2023日本のうたごえ祭典in北海道が25日、「いのち輝く大地から平和な未来(あした)を」をテーマに札幌市で開幕しました。5会場で合唱発表会と野外フェスティバル「大地のうた」が開かれ、全国から参加した合唱団が平和と未来への思いを高らかに歌い上げました。

 野外フェスティバルの第1部では、札幌芸術の森野外ステージに集まった観客を前に、地元で活動するアイヌの創作集団「アイヌアートプロジェクト」がアイヌの伝統楽器ムックリやトンコリによる伝統楽曲と伝統舞踊を披露しました。日韓音楽交流25周年記念訪日合唱団が「ああ! 民主政府」を熱唱。陸上自衛隊演習地設置計画に反対し、土地を売らずに住み続けたたたかいから生まれた合唱構成「矢臼別わが故郷」を菊地哲史さんらが歌いました。

 第2部では福島原発事故から生まれた「ふるさとを汚したのは誰」と、青森の大間原発建設ストップの決意を込めた「空を 海を いのちを」で原発ゼロへの思いを共有。国鉄のうたごえ・全国働くもの合同は「人間の歌」ほかで、国鉄の「分割・民営化」でいくつもの路線が存続の約束にもかかわらず廃止され地方の過疎化が進む現状を鋭く告発しました。

 ゲストの井上鑑さん、ナターシャ・グジーさん、地元の馬頭琴奏者・嵯峨治彦さんが「鳥の歌」などを披露しました。

 祭典は27日まで開かれます。


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