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2023年8月26日(土)

汚染水放出 東北3県で抗議

福島 復興の妨げ明らか

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(写真)街頭集会の最後に「海洋放出反対」とシュプレヒコールする参加者ら=24日、福島県いわき市

 福島県いわき市の労働組合や政党で構成する「7者共闘」は、岸田政権が汚染水の海洋放出を始めた24日、放出の中止を求め、JRいわき駅前で緊急の街頭集会を開きました。

 オンライン中継の視聴を含め県内外から100人が参加しました。

 市内の女性は「私たちは漁業者を支えて『ふざけるな』と声を上げていきたい」と訴えました。

 日本共産党の高橋明子市議は「多くの人に海洋放出は仕方ないという思いをさせない行動力を持ちましょう」と語り、社会民主党県連代表の狩野光昭市議は「薄めて流しても放射性物質を含むことには変わらない。命の海を守るために訴え続けていきたい」と訴えました。

 いわき市労働組合総連合事務局長の鈴木茂男さんは「政府は放出しなければ復興できないというが、放出することが復興を妨げることは明らかだ」と力を込めました。

 飛び入りで聞き入っていた一橋大学4年生の学生(22)=東京都国分寺市=は「漁業者だけ、福島だけの問題ではないという訴えが印象に残った。東京にいるだけではわからないことがあると痛感した」と話しました。


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