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2023年8月24日(木)

若い世代・真ん中世代議員交流

学生給付金 給食無償化 痴漢ゼロ

運動と党勢拡大 学ぶ

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(写真)地方議員の役割や世代継承などの問題を交流したトークセッション=23日、党本部

 日本共産党は22日に続き23日、党本部で「若い世代・真ん中世代の地方議員の学習・交流会」を開き、30代から50代の5人の地方議員によるトークセッションと、全体での活動交流を行いました。

 米倉春奈・東京都議、吉居俊平・沖縄県名護市議、森下さちこ・愛知県安城市議、山田みどり・群馬県中之条町議、井上ひろし・大阪市議が三つのテーマで経験を語りました。

 若い世代・真ん中世代の切実な要求にこたえる議会論戦と運動、総選挙勝利めざす活動について、吉居氏はコロナ禍の学生支援へ、学生とともに市議会に請願をあげ大学当局とも交渉し、給付金を実現したと報告。森下氏は学校給食費無償化へ、「市民が動けば政治は変わる」と住民運動を広げ、実現させた経験を述べました。井上氏は大阪市の学校統廃合やカジノ、万博問題など維新政治との対決、保守、無党派層との共同を語りました。米倉氏は、若者や学生、若い女性の支援強化へ都議団で努力し、痴漢ゼロ、学費問題での成果を報告しました。

 「大運動」と第28回党大会時比「130%の党」づくり、とくに50代以下の党員の倍加・世代的継承のとりくみについて交流。山田氏は青年支部を立ち上げ、複数議席を獲得し、青年3人を党に迎えた経験を紹介し「子どもたちにどんな社会を残すのか、この世代にかかっている」と語りました。井上氏は、真ん中世代の党員の活動推進の背景に、地区、支部の「世代的継承チーム」の取り組みがあると述べました。

 力を発揮できる地方議員になるために、議員団の党生活と学習・成長、ジェンダー平等、議会や党内でハラスメントをなくすとりくみ、休みの保障や議会活動への援助の必要性、家族との関係について、率直な思いを交流しました。

 トークセッションを受けて岡嵜郁子自治体局長が発言し、「世代的継承の具体的経験はたくさんのヒントが詰まっていました。要求を大事にし、住民と手を携えて活動する姿に党の未来を感じました」と語り、「みんなで励まし合って『大運動』に挑戦しましょう」と述べました。

 参加者が活動を交流。「沖縄の現状を次の世代にこのままつなぐことはできない」と議員になった原点を語った1期目の議員。130%の党づくりへ「毎週シールアンケートを行い、結びついた人が入党した」経験、党の議会活動に関心を持ってもらうために「ニュースにふり仮名を入れている」という努力が語られました。ベテラン議員との“ギャップ”や、働き方と党活動をめぐる悩みなども出されました。

 最後に、山下芳生副委員長・参院議員は「自分たちが党の未来をつくる自覚と決意があふれ、悩みながら道を切り開いている姿に触れて感動しました」と語り、「中央に寄せられた要望は真剣に受け止め、今後の方針に必ず生かします」と述べました。田村智子副委員長の8中総決定の核心部分の講演について寄せられた感想を紹介し、「自分の言葉で8中総決定を語り、力を合わせて大きな党をつくる新しいチャレンジにきょうから踏み出そう」と呼びかけました。


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