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2023年8月21日(月)

映画「オッペンハイマー」原作著者 核禁条約の賛同表明

カイ・バード氏

 【ワシントン=島田峰隆】米国で公開中の映画「オッペンハイマー」の原作本の著者、カイ・バード氏はこのほど、核兵器は「想像できないほど破壊的で、無差別で、気候変動を起こす爆弾だ」と批判し、連邦下院に提出されている米国政府に核兵器禁止条約への参加を求める法案へ賛同を表明しました。

 核兵器禁止条約の推進キャンペーンを進める「ニュークリア・バンUS」が16日に明らかにしました。

 バード氏は「1945年の初めての核実験と核爆撃以来、人間がつくりだした核の危険は継続的に増してきた」と指摘しました。

 現在1万3000発も存在する核兵器は故意あるいは偶然に爆発する可能性があると懸念を表明し、核兵器禁止条約への署名・批准を米政府に求める法案を「強く支持する」と述べています。

 映画「オッペンハイマー」は原爆の父といわれる科学者オッペンハイマーの生涯を描いています。原作はカイ・バード氏とマーティン・シャーウィン氏の著書『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』(邦題)です。両氏は2006年にこの著作でピュリツァー賞伝記部門を受賞しました。


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