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2023年8月19日(土)

PFAS 空自基地調査を

岐阜 党各務原市議団、国に要請

もとむら氏が同席

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(写真)オンラインで市民とともに国に要請する(前列左から)永冶氏と波多野氏=17日、岐阜県各務原市

 日本共産党の波多野こうめ、永冶明子(ながやてるこ)両岐阜県各務原(かかみがはら)市議と党各務原市委員会は17日、有毒性のあるPFAS(有機フッ素化合物)のうちPFOS、PFOAが岐阜県各務原市の水源地から国の暫定目標値を大きく超えて検出されたことをめぐり、市民とともに関係各省にオンラインで要請しました。もとむら伸子衆院議員・衆院東海比例予定候補も同席しました。

 市が7月28日に発表した、三井水源地の値は最大で暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)の15・8倍。2020年にも暫定目標値を超えて検出していましたが市は公表していませんでした。高濃度を検出したため運用停止した井戸は21年5月の1カ所と22年4月の3カ所です。

 PFASは各地の米軍基地周辺などで検出されているため、水源地東側の航空自衛隊岐阜基地からの影響が疑われています。

 波多野氏は、同基地周辺で特に高い値が検出されているとして「岐阜基地が原因ではないのか」と指摘。防衛省担当者は「確たることは言えない」と答えました。波多野氏は基地内の調査と報告を求めました。

 市は市民の血液検査を実施していません。永冶氏は、国として血液検査を実施するのか質問。市民からも「安心したい」と声が上がりました。

 厚労省担当者は、血液検査は検討していないと答えました。

 もとむら氏は「調べることで病気との因果関係が明らかになるのではないか」として検査し、命と健康を守る立場で対応することを求めました。

 市は値を暫定目標値以下にするため活性炭による浄化を実施する方針。厚労省担当者は、国の補助の対象になると説明しました。


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