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2023年8月18日(金)

「家浸水 支援ほしい」

台風7号被害 党府議団など調査

京都・舞鶴

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(写真)久田美川に詰まっていた大量の流木を前に被災者を見舞う党府議団と舞鶴市議団=17日、京都府舞鶴市

 日本共産党京都府議団は17日、台風7号の接近で河川の氾濫や浸水被害を受けた京都府舞鶴市で被害状況を調査し、要望を聞き取りました。光永敦彦、浜田良之、馬場紘平、森吉治の各府議、山内健・京都5区国政委員長、伊田悦子、小杉悦子、小西洋一の各舞鶴市議が同行しました。

 同市久田美(くたみ)では、流木などでせき止められた久田美川があふれ、床上15軒、床下30軒の被害が発生。車3台が流失し、行方がわかっていないといいます。

 同地域では、水に漬かった家具などが積み上げられ、住民が泥出しに追われました。

 親戚と泥かきをしていた男性(79)は「家は80センチほど漬かった。体力がもたない。何とか支援に来てほしい」と話しました。

 工務店を営む男性(63)は、車が流失し、200万円する木材加工の機械など仕事道具も浸水被害を受けました。「こんな被害は初めて。機械はまだ修理できるかわからないが、いま請けている仕事もある。腹をくくって仕事を再建させたい。寄り添った支援をしてほしい」と要望しました。

 近くの河川があふれ繰り返し浸水被害を受けている西舞鶴駅近くの商店街では、スポーツ用品店の店主が「今回は20センチ浸水して商品の一部が漬かった。一瞬で増水したが、新設の排水ポンプをタイミングよく動かしていれば被害はなかったかもしれない」と述べました。

 党府議団は、自治会やボランティアなどの支援活動に使える交付金制度などを紹介し、被災者を見舞いました。同日、府に対して、16日の福知山市などの調査を踏まえ、復旧の妨げになる土砂の仮置き場確保や、木津川の増水で流失した流れ橋の一刻も早い復旧を求め申し入れしました。


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