2023年8月15日(火)
特別チーム聴取「有意義」
ジャニーズ性加害問題 元所属タレントら会見
ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による所属タレントへの性加害問題で14日、元所属タレントらが都内で記者会見しました。同日にジャニーズ事務所の再発防止特別チームが行った被害者へのヒアリングの内容について、「有意義な意見交換ができた」と語りました。
ジャニーズ性加害問題当事者の会代表の平本淳也さんはヒアリングについて、「チームはしっかりと話を聞いてくれた。有意義な意見交換ができた」と述べたうえで、「ジャニーズ事務所は芸能界のトップ企業。再発防止という(私たちの)思いをくみ取っていただけるとありがたい」と語りました。
副代表の石丸志門さんも特別チームについて「独立性があるという印象だ」と指摘。ただ、同日のヒアリングでは「(被害の)救済というところまではいかなかった」と述べました。
平本さんと石丸さんの代理人の杉山和也弁護士も同日のヒアリングに同席。杉山氏は、「特別チームの姿勢は、事実解明、再発防止へ真摯(しんし)なものだと受け止めた」と話しました。
同日の会見には、当事者の会に新たに入った8人目のメンバー、大島幸広さん(38)も登壇。1998年から2000年までジャニーズ事務所で活動する中、性被害を受けました。大島さんは「普通に生活していて思い出すことがある。(被害以降)23年間、心の傷と一緒に過ごしてきた」と心情を吐露しました。
石丸さんは「みなさんへのお願い」として、「当事者の会へたくさんの支援をいただいている一方、心ない誹謗(ひぼう)中傷が少なからずある」と声を詰まらせながら訴えました。その上で、そのような行為は「今すぐやめてもらいたい」と強調しました。








