2023年8月15日(火)
中間貯蔵施設ノー
“山口・上関町に求めて”
6市町議員ら 柳井市・平生町に
中国電力が山口県上関町に原発から出る使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設に向けた調査を申し入れた問題で、同町を含む周辺2市4町の地方議員の現職とOBの有志でつくる「上関原発建設計画に反対する2市4町議会議員連盟」(中川隆志会長=無所属の柳井市議)は14日、柳井市と平生(ひらお)町を訪れ、同施設を誘致しないよう上関町に求めることなどを要請しました。全2市4町に申し入れる予定です。
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「安全第一」首長ら
中川会長や幹事長の小中進・元無所属県議、日本共産党の長友光子・柳井市議と田邉学・光市議、赤松義生・平生町議、無所属の原真紀・平生町議らが参加し、「この美しい私たちの愛するふるさとが原発のゴミ捨て場になってしまうなど、到底受け入れられない」などと訴え。周辺自治体と連携して原発や同施設の交付金などに頼らない町づくりや原発ゴミの受け入れに反対することも求めました。
中川会長は同施設が地域振興策とされていることについて「そんな危険なものを持ってくると、移住者や企業が来なくなる可能性が高い。むしろ地域の衰退になる」と批判。小中幹事長は「『地域の安心・安全、自然環境を台無しにしてしまう』との声が多くある」と指摘しました。
応対した柳井市の井原健太郎市長は「安全が第一という思いだ。慎重に対応していくべき問題と考えている」と述べました。
平生町の浅本邦裕町長は「おっしゃる通り、広く影響が及ぶ可能性がある。平生町として問題をはっきりさせ、それをいかになくすかに一生懸命、努力したい」と語りました。