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2023年8月12日(土)

大分に大型弾薬庫ノー

国に撤回求め「市民の会」発足

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(写真)「大分に弾薬庫いらない」「ミサイル・ノー」とアピールする参加者=11日、大分市

 陸上自衛隊大分分屯地(大分市、通称=敷戸弾薬庫)周辺の住民らは11日、市内で集会を開き、「大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会」を発足させました。分屯地に隣接する団地住民、分屯地近くに立地する大分大学の元教員、市民ら約200人が参加して「大分に大型弾薬庫はいらない」「ミサイル・ノー」と声を上げました。

 国は同分屯地に45億円を投入して敵基地を攻撃する「スタンド・オフ・ミサイル」を保管する大型弾薬庫2棟の建設を狙い、11月にも工事を始める予定です。

 発足集会で神戸輝夫・大分大学名誉教授は「大分市を二度と戦場にしてはならない。弾薬庫をその引き金にしてはならない」とあいさつ。分屯地に隣接する敷戸北町の元自治会長、宮成昭裕さんが「力を合わせて運動の輪を広げていこう」と呼びかけました。

 集会は大軍拡、基地強靱(きょうじん)化、抑止力強化による戦争する国づくりを厳しく批判。「大型弾薬庫ではなく友好と外交による平和を」とのアピールを採択。宣伝と署名を広げ、国に建設中止・撤回を求める行動計画を決めました。

 飯島滋明・名古屋学院大教授、千坂純・日本平和委員会事務局長、政党から日本共産党の山下魁県書記長、立憲民主党、社民党県連代表らが連帯あいさつ。国が大型弾薬庫建設を狙う青森県の「大湊大型弾薬庫建設に反対する会」などから連帯メッセージが寄せられました。


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