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2023年8月9日(水)

台風6号生活影響深刻

沖縄県が災害対策本部会議

 沖縄県は8日、台風6号に関し第4回の災害対策本部会議を開き、被害と復旧状況を確認しました。台風6号は同県を通過した後、再接近するなど長期間にわたって大きな影響を及ぼしました。

 県によると、8日午前8時時点で、重傷者4人、軽傷者64人で、住宅被害は床上浸水6件、床下浸水2件、半壊4件、一部破損10件。土砂崩れは33件にのぼりました。停電や断水、離島の物資不足など県民生活への影響は深刻でした。

 県は、農林水産業の被害総額が約10億円以上になると見込みました。うちサトウキビが約9億円で、オクラやパイナップルなどで被害が出ています。

 玉城デニー知事は、「今後も強い勢力の台風が沖縄に接近する可能性がある」とし、事前の備えなど被害防止への取り組みを呼びかけました。

 今回の台風災害で、県は34市町村に災害救助法を適用しました。県内での同法適用は、2015年の与那国町以来8年ぶり。今回は全市町村の8割で適用され、沖縄の本土復帰後最大規模となりました。


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