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2023年8月7日(月)

大規模冠水・停電2万戸

沖縄 台風6号再接近の被害

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(写真)一夜明けても水が引かない山入端地域の冠水場所=6日、沖縄県名護市

 台風6号が沖縄本島に再接近し、県内各地で5日から6日にかけ大雨と強風に伴う被害をもたらしました。

 名護市西部の山入端(やまのは)地域では5日、同市と本部(もとぶ)町を結ぶ海沿いの国道449号が大規模に冠水。一夜明けた6日も水が引かず、立ち往生して乗り捨てられた車がタイヤの上まで水に漬かったままになっていました。

 住民によると5日午前10時~11時ごろ、「怖くて外に出られないぐらい」の豪雨が襲いました。海の満潮も重なって、強風にあおられた高潮が打ちつけ、海岸から50メートルほど離れた集落の生活道路まで水があふれたといいます。

 集落の被害は、ほとんどの住宅で床下浸水にとどまったものの、集落よりも海に近い公民館は床上まで水が入り込み、住民の一人は「また床を張り替えないといけない」と嘆きました。

 同地域に住む男性(76)は「4~5年前も大雨と高潮によって今回と同じ場所で冠水が起き、車20台以上が水にのまれるなどの被害がありました。高潮対策のために土のうが置かれていますが、ちゃんとした堤防を造らなければ防げないのでは」と話していました。

 県内では、台風の影響により6日午後5時時点でも2万戸を超える世帯で停電が続くなど、多くの人が困難を強いられています。


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