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2023年8月6日(日)

陸自、約束破り公道訓練

沖縄・宮古島 市民が抗議

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(写真)公道で徒歩行進訓練する自衛隊員=4日、沖縄県宮古島市(日本共産党の上里樹市議撮影)

 陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)は4日、台風6号の影響で強風注意報が出ているなか、市内の公道で徒歩行進訓練を実施しました。同市で公道を使った訓練は初めて。市民団体「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」などが同訓練の中止を求めていましたが強行しました。

 行進訓練には新隊員教育隊の隊員16人を含む35人が参加。4日午前1時に保良訓練場を出発し、約21キロを行進しました。

 同訓練をめぐり「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」は7月31日に市内で記者会見し、訓練中止を求める抗議声明を発表。同市への陸自配備の際、防衛省沖縄防衛局による住民説明会で「基地敷地外の訓練はしない」と住民に約束していたと強調し、市民に威圧感と恐怖を与えるとして敷地外での訓練を中止するよう求めていました。1日には同駐屯地に抗議声明を提出していました。

 4日の訓練強行に対し、同連絡会など市民が抗議の声をあげました。日本共産党の上里樹(たつる)宮古島市議は「台風の災害調査も進んでいない状況での訓練だった。基地の敷地外での訓練はしないとの約束を守るべきだ。これを突破口に他の市町村でも基地の外での訓練が行われることを許してはならない」と話しました。


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