しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年8月1日(火)

自民女性局のフランス研修

批判続出し投稿削除

 自民党女性局所属の議員など38人が7月下旬に研修で訪れたフランスで撮影した写真に、SNS上で「浮かれすぎ」「社員旅行か」などの批判の声が多数あがっています。

 女性局長の松川るい参院議員は訪仏中の27日、「少子化対策」や「政治における女性活躍」などについて仏国会議員らと意見交換したとSNSに投稿。そのなかで、「なんと上院はリュクサンブール宮殿、それにパリの街の美しいこと!」と発信し、今井絵理子参院議員と撮影した写真も投稿しました。

 さらに、「大阪の仲間と」と題して、エッフェル塔前に立ち、両手両腕で塔をまねたポーズを撮った写真も投稿。SNS上では「そのポーズで何を視察し、何を得たのか教えてもらえませんか?」など皮肉まじりの投稿が続出しました。

 怒りの声はやまず、「この写真を、酷暑の中1円でも安いスーパーを探して自転車で走り回る主婦に見せたいのか?」との投稿も。やまぬ批判に松川氏は「中身のあるまじめな研修なのに誤解を招いた」と謝罪し、費用は「党費と各参加者の自腹」だと釈明。問題の投稿は削除しました。

 党費=党財政には政党助成金が、議員の「自腹」は歳費から出ており、いずれも原資は国民の税金です。

 岸田文雄首相は「国民の声を聞く力」をアピールするため「夏の全国行脚」を始めましたが、物価高騰で節約に迫られている国民の声を「聞く力」がある政党の議員なら、こんな「誤解」を招く投稿はとてもできないでしょう。(さ)


pageup