しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年7月27日(木)

維新・馬場代表の暴言

メディア・政界から批判

有権者をも否定 撤回すべきだ

 日本維新の会の馬場伸幸代表が日本共産党について「日本からなくなったらいい」と発言したことをメディアが相次いで批判しています。

 「朝日」25日付は、「他党支持の有権者も否定」の見出しを立て、法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)の「考えの違う他党の意見も尊重するのが民主主義のあるべき姿で、馬場氏の発言は他党、ひいてはそれを支持する有権者をも否定するものだ」というコメントを掲載しています。

 25日の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」で大竹氏は、「民主主義をどう思っているのか。共産党を支持する人がいて、何万人、何十万人が選挙で投票している。それが国の代表に名乗りを上げている」と苦言を呈しました。

 同日のTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」で森本氏は、「他党を『なくてもいい政党』と言う。これはけしからんですよ」と批判。番組コメンテーターの酒井綱一郎「日経ビジネス」元編集部長は「政策で議論すべきで、発言は撤回すべきだ」と述べました。

 また酒井氏は、馬場氏の「第2自民党でいい」との発言について「本音が出た。自民党の『別動隊』と言い切った」と指摘し、森本氏も「野党から決別した。与党のいわば下部組織だ」と応じました。

 立憲民主党の岡田克也幹事長は25日の記者会見で、「いろんな意見があって、一致点を見つけていくのが民主主義の最も基本のところ。全くそのことが分かっていない。立憲民主党に対する発言も含めて撤回を求めたい」と批判しました。また、同党の原口一博元総務相も自身のツイッターに「『共産党はいなくなったらいい政党』と言う者が公党の代表である事に強い危機感を禁じ得ません」「民主主義そのものを否定する危うさに黙っていてはならない」と投稿しました。


pageup