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2023年7月22日(土)

米坂線の早期復旧へ

高橋議員ら沿線自治体懇談

山形

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(写真)懇談する(左から)今泉、石川、高橋の各氏と後藤飯豊町長=20日、山形県飯豊町役場

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、石川渉山形県議、今泉春江長井市議は20日、山形県の長井市役所と、飯豊(いいで)町・小国(おぐに)町の両役場を訪れ、昨年8月の豪雨で橋梁(きょうりょう)が崩落するなど112カ所が被災したJR東日本米坂(よねさか)線(同県米沢駅―新潟県村上市坂町駅間)の復旧について調査・懇談しました。長井市では内谷重治市長、飯豊町では後藤幸平町長、小国町では佐藤友春総務企画課長が応対しました。

 JR東が“復旧に5年、86億円の費用を要する”と表明したことを踏まえ、高橋議員は長井市と飯豊・小国両町との懇談で「国交相が、米坂線はまず復旧する」と明言したことを紹介。民営化ではなく国とJRの責任で早期に復旧させる決意を表明しました。3自治体とも「小規模自治体の負担を無くしてほしい」と要望しました。

 長井市の内谷市長は「鉄道は採算に左右されない公共インフラであり、山形県から新潟県につながることに価値がある」と述べました。

 飯豊町の後藤町長はJRに対して、比較的被害の小さい飯豊町の羽前椿(うぜんつばき)駅まで延伸できないかと要請したところ、長井市今泉駅を境に仙台支社と新潟支社で管轄が分かれ、信号システムの違いによりできないと言われたことを紹介。バスでは到着時間が安定しないこと、定員オーバーで高校生が乗れなかったこともあったと述べました。

 3自治体とも存続の希望は同じと確認した高橋議員は、鉄道の魅力・役割を確認し合い、国とJRは責任を果たすよう求めたい、と語りました。


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