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2023年7月21日(金)

非正規滞在者 正規化を

愛知 もとむら議員と難民支援者懇談

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(写真)懇談後、もとむら氏(右端)に提言書を手渡す支援者=19日、名古屋市

 日本共産党の、もとむら伸子衆院議員・衆院東海比例予定候補は19日、名古屋出入国在留管理局に収容されている人や難民の支援者らと名古屋市内で懇談しました。支援者らは非正規滞在者の過酷な生活実態などを語り、非正規滞在者を正規滞在者にするための「正規化を考える会」の提言を手渡しました。

 「『帰れないんじゃなくて日本に居ていい』という発想で、長く日本で暮らす非正規滞在者を救済しなくちゃいけない」。そう強く訴えるのは西山誠子さん(78)です。10年以上前から名古屋出入国在留管理局で500人以上の収容者と面会してきました。

 ある仮放免者は来日した1980年代以降の長年の労働で「体を痛めている」といいます。今年の冬は電気が止まり、ガスは長く使っていません。

 西山さんは「彼にとって日本は第二の母国。いまさら帰れと言われても帰れない」と強調しました。

 非正規滞在者の子どもの学習支援をしている本間桃里さんは、学校に一度も行ったことがない子どもが多くいる問題を指摘。そのような子どもは現在、ボランティアが支援しているとし「根本的な解決のために正規化が必要だ」と語りました。

 もとむら氏は「人道的立場から在留特別許可を出すなど正規化を求めてきました。提言から学び、入管行政が日本に住む一人ひとりの外国人に寄り添うものになるよう力を尽くします」と話しました。


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