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2023年7月19日(水)

日本医労連が定期大会

ケア労働の賃上げ 紙の保険証維持を

 日本医療労働組合連合会(日本医労連)は18日、東京都内で「産別統一闘争の前進で、国民の命・暮らし・平和を守ろう」と定期大会を開きました。賃金底上げ・大幅賃上げ、大幅増員などを求める運動について討論し、方針を確立します。20日まで。


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(写真)あいさつする佐々木委員長=18日、東京都内

 あいさつした佐々木悦子委員長は、国家公務員医療職(看護)の俸給表の改定や看護職員等処遇改善評価料、介護職のベア加算を実現したことに触れ「運動の成果だが、対象は限定的で全てのケア労働者の賃上げにはつながっていない」と指摘。看護師や介護職不足が社会的に注目され、厚生労働省も人員確保のために処遇改善に取り組む必要性があると言及したとし「今こそ運動を強め、要求を実現するときだ。産別結集を強め、大幅賃上げ、大幅増員を実現しよう」と呼びかけました。

 岸田政権が軍需産業支援や、大軍拡を進める一方で、社会保障費の国民負担を増やしていると批判。「軍事費を減らし、富裕層への負担を求める。医療・介護・福祉労働者こそ平和を守るの声を広げていこう」と訴えました。

 森田進書記長が運動方針案を提案。賃金底上げと大幅賃上げ▽夜勤交代制労働の実効ある規制と大幅増員▽社会保障の大改悪阻止▽憲法改悪阻止・命と平和を守る政治の実現―などを提起。「医療報酬・介護報酬の引き上げは労使共通の課題として自治体キャラバンで運動を強めよう。紙の保険証廃止反対で一致する広範な個人・団体とともに世論を広げよう」と語りました。

 日本共産党の倉林明子参院議員があいさつしました。


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