2023年7月18日(火)
秋田市中心部で冠水
共産党議員調査 五城目町で断水続く
![]() (写真)道路が冠水した秋田市金足追分(かなあしおいわけ)の横山金足線交差点付近=16日、加賀屋千鶴子党県議撮影 |
梅雨前線による記録的な大雨で、秋田県などで河川が氾濫し、広い範囲で被害が出ています。秋田市では15日からの大雨により、市の中心部で浸水や冠水の被害がありました。
日本共産党の加賀屋千鶴子県議は17日、市内を党後援会員と回り、被害の調査と救援活動をしました。
「報道では県内12の河川が氾濫したというが、支流などもっと多くの川が氾濫していると感じた。市中心部は住宅街や商店街など広い範囲で浸水や冠水をしている」といいます。
午前中、訪れた住宅では床上浸水で水を吸った畳を上げる手伝いをしました。「3人で持ち上げるのも大変だった。高齢者世帯が多く、多くのボランティアが必要だと思う」と話します。
日本共産党の米田吉正県委員長によると、党県委員会の近くの旭川が氾濫し、付近が浸水しました。「昼ごろには水が引いたが、あたりは泥だらけ。地下道などにはまだ水がたまっており危険だ」といいます。
県委員会の1階にある党秋田地区委員会でも浸水被害がありました。今川和信地区委員長は「45センチくらい漬かった。上流のダムで緊急放流をした影響ではないか。秋田市でこのような被害があったのは初めて」と話します。
同県五城目(ごじょうめ)町では、馬場目(ばばめ)川など3河川が氾濫して大きな被害が出ています。
日本共産党の石川交三・五城目町議は「田畑が冠水し流木などが入り、イネや枝豆が全滅に近い状況。インフラでは折れ曲がり渡れなくなった橋や土砂崩れで通行止めの道路が多数ある」といいます。「今一番困っているのは水道の断水。給水車も来ているが、町民からは風呂やトイレが使えない、泥を流す水がないなどの声が寄せられている。復旧には時間がかかりそうだ」と述べました。









