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2023年7月15日(土)

マイナ強制 現場憤り

紙・岩渕・はたやま氏 保険医会と懇談

北海道

写真

(写真)道保険医会と懇談する(正面右から)はたやま、紙、岩渕氏ら=13日、札幌市

 日本共産党の紙智子、岩渕友両参院議員と、はたやま和也衆院北海道比例予定候補・元衆院議員は13日、北海道保険医会を訪れ、橋本透会長、伊藤寧副会長らと懇談しました。「マイナンバー強制」「健康保険証廃止」で現場でのとまどいや苦労を聞きました。

 紙氏が報告し、11日に発表した党の政策「健康保険証の存続、マイナンバーカードへの一本化の中止を “マイナンバーカード暴走”を止めよう」を手渡し、党の立場を述べました。

 医師らは、何か問題が起きれば現場任せにされている実態に「やりたくてやっているわけではないのに現場の医師が悪者扱いされる」と憤ります。

 「カードの有る無しによって初診料の点数に違いがあるのは医療の平等の観点からもおかしい」「規模の小さい診療所はコロナ禍の診察控えからやっと患者が戻ってきた中で、人手や手間がとられ、診療の足かせになっている」「保険証で不便や不都合があるわけではないので廃止する理由が分からない」との声も上がりました。

 オンライン請求の義務化には、78・9%が反対。セキュリティーに対する不安や、初期投資に高額な費用が必要な上、更新時やランニングコスト(運転資金)が未知で踏み込めず、これを機に閉院が進むことになれば地方や過疎地での医師や診療所不足が進むとの懸念が示されました。

 紙氏は「引き続き関係省庁に、無理な形で進めることはやめるよう、白紙撤回を含めて求めていきます」と語りました。

 池田由美党札幌市議団長が参加しました。


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