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2023年7月15日(土)

きょうの潮流

 地球を取り巻く環境や、この星に息づく命のことをもっと知りたい。志を抱いて新天地をもとめた18歳の青年は、いま社会の仕組みを学ぶ機会を得たことを喜んでいます▼いままで政治に感じていた「漠然とした不満」。その源はどこから来ているのか。日本の政治のおおもとにある二つのゆがみから生じているという指摘に頭が整理されたといいます。ことし大学進学とともに、日本共産党に入りました▼9条をもつ国の政権が軍拡に走る。非正規が増えて格差が広がる一方で大企業ばかりが潤う。アメリカいいなり、財界いいなりの政治でいいのか。疑問から、現実を変えたいという思いへ。それを周りの人たちと共有したいと話します▼ひとの命が優先されていない―。将来は高齢者の施設で働きたいという大学生は資本主義の仕組みを学ぶなかで、人間らしい生き方を模索します。教職をめざす学生は教員不足や教育の内容がゆがめられている現状に、政治とのかかわりを▼ともに民青同盟から党へ。みずからの生き方を社会進歩と重ねる若者の姿はいつの時代もまぶしい。人権や人間の尊厳を守ろうとする意識、他者に寄り添う気持ちも強くなっています。そんな新入党者を迎えた支部も活気づいて▼先日93歳で亡くなった詩人の小森香子さんは戦争を体験し、戦後は共産党員として歩んできました。「いのちとくらしに光/人びとに平和と愛を/未来に生きるよろこび/その胸にくれないのばらを」(ばら断章)。きょう党創立101年。


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