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2023年7月12日(水)

基準値18倍 PFAS

神奈川 米軍厚木基地で検出

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 2022年9月に米海軍厚木基地(神奈川県綾瀬、大和両市)内で有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤が流出した問題で県は10日、防衛省から採水調査の結果などについて報告を受けたと発表しました。

 昨年10月6日に県・国・米軍が実施した、基地内の調整池2カ所での採水調査の結果の公表について日米間の調整ができたとして、結果が公表されました。PFOS、PFOAの合計が1リットル当たり最高で910ナノグラム、環境省の定める暫定目標値(50ナノグラム)の18倍以上でした。また泡消火剤の流出量は約7000リットルだったことも分かりました。

 日本共産党の上田博之綾瀬市議は「量といい、基準値の18倍もの濃度といい、重大な事故だ。検査結果の数値自体は調整の必要はないはずで、公表まで9カ月もかかったことに強く抗議する。まして流出量などは検査結果よりも先に出せたはずだ。二度と事故を起こさないよう対策を徹底することと、日米地位協定の抜本的な改定を強く求める」とコメントしました。


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