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2023年7月7日(金)

公立高トイレに生理用品設置して

高校生の声 議会動かす

岡山県議会 全会一致で陳情採択

 岡山県議会は5日、岡山市立岡山後楽館高校の生徒でつくる「生理革命委員会」が提出した、県内公立高校のトイレに生理用品を設置することを求める陳情を全会一致で採択しました。県は、学校ごとの事情はあるが、陳情が採択されたことを伝えていくとしています。

 陳情は、校内での実証実験やアンケートなどから、経済的問題だけでなく、衛生的手段や教育が届かない状況も「生理の貧困」であると指摘。「県内の多くの高校では生理用品を生徒が保健室まで取りに行くシステムになっており、『生理の貧困』の状態を作り出す一因になっていることから、トイレットペーパーと同じように生理用品を設置していただきたい」と訴え、クラウドファンディングで集めた212万4千円で生理用品を購入し、トイレに設置するよう県に求めています。陳情には、391人の署名が添えられていました。

 議会文教委員会に所属する日本共産党の氏平三穂子県議は「生徒たちの声が、これまで設置に反対していた自民党をも動かし、県議会を変えた。すごい力だと思う」と話し、5日の本会議の討論では、「陳情を受け止め、今後もトイレに生理用品を設置するため予算確保を」と訴えました。


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