2023年7月3日(月)

厚狭川　橋と線路崩落

山口・美祢　党市議が大雨被害調査

（写真）床上浸水した男性の住宅。泥をかぶった家財道具を運び出していました＝２日、山口県美祢市大嶺町（写真はいずれも三好睦子党市議撮影）

（写真）橋と線路が崩落したＪＲ美祢線＝２日、山口県美祢市

　活発化した梅雨前線の影響で、６月３０日から１日未明にかけて記録的な大雨に見舞われ、警戒レベル５の「緊急安全確保」や「避難指示」が一部地域に発令された山口県。土砂崩れや住宅浸水など大きな被害がありました。

　美祢市では１日午前０時までの１時間に約１００ミリの降水量を記録しました。日本共産党の三好睦子市議が２日、被害の状況を見回りました。

　床上浸水した男性（７１）の家では片付け作業に追われていました。「３０日から１日未明まで妻と猫と一緒に高台の倉庫に避難していた」という男性。「田んぼも持っているが、（どれだけ被害があるか）まだ見ていない。家の片づけの方が先だから」と泥にまみれた家財道具を外に出していました。

　男性宅では水道は問題ありませんでしたが、市内では上水道施設の浸水により、広い範囲で断水や水が出にくい状態となりました。

　「市内各地で木が倒れていて大雨の脅威を感じた」と三好市議。市内を走るＪＲ美祢線では、厚狭川の増水で橋と線路が崩落。その現場を調査し、「以前崩落した橋とは違う橋が崩れ落ちた。復旧には時間がかかるでしょう」と話していました。