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2023年7月1日(土)

会員選考過程の説明動画

学術会議が公開

写真

(写真)学術会議の望月副会長のメッセージ動画

 日本学術会議の会員・連携会員の半数が10月に改選されるのを前に、同会議の望月真弓副会長は30日、会員選考過程について国民に説明する動画メッセージをホームページで公開しました。

 学術会議は210人(定員)の会員と約2000人の連携会員で構成され、任期は6年。3年ごとに半数が新たに選出されます。

 望月氏は動画で、現在の会員・連携会員が次期候補者を選出する「コ・オプテーション」方式を採用している理由について、学術的な業績の審査はその学術分野に通じた科学者以外には困難だからだと説明。世界のアカデミーでも採用されている方式だと述べています。

 選出にあたっては、優れた研究や業績に加え、異なる専門分野をつなぐ力や、政府や社会と対話する能力なども考慮していると言及。会員・連携会員からの推薦のみならず、学協会や大学関係組織、経済団体や専門職団体などに情報提供を求め、今回は約4000人の対象者から選考していると報告しています。

 さらに、ジェンダー構成や地域バランス、勤務先の機関の種類、年齢も考慮し、選考過程はホームページで随時公開していると説明。正式に会員に任命された後、各会員の研究業績や選考された理由、本人の抱負を公表すると述べています。


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