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2023年7月1日(土)

河野担当相 マイナ固執

運用の一時停止を否定

 河野太郎デジタル相は30日、東京都内で開かれた自治体関係者を対象としたイベントの基調講演で、マイナンバーをめぐる相次ぐトラブルについて「大変申し訳なく思っている」と謝罪しましたが、マイナンバーカードの運用停止は否定しました。

 システム改修により今後の誤交付はないとしていたコンビニでの証明書交付では、福岡県内で再び別人の住民票の写しが発行されていたことがわかっています。河野氏は「システムの品質保証について総務省と考えていかなければならない」と釈明しました。

 河野氏は、カードの運用の一時停止などを求める意見に対し、「これだけ業務の中で使っているので、止めるわけにはいかない。制度が信頼される状況にしていかなければならない」と述べました。

 医療機関のオンライン資格確認でトラブルが多発しているマイナンバーカードへの健康保険証の登録に関しても「カードを保険証として使う数を着実に増やしていかなければならない。デジタル化で医療の質を上げていく」と強弁。対応に苦慮する医療現場や保険証廃止の撤回を求める世論に背を向けました。


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