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2023年6月30日(金)

外交で平和 知事書簡を

渡久地沖縄県議 日米中首脳に

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(写真)一般質問に立つ渡久地県議=29日、沖縄県議会

 日本共産党の渡久地修沖縄県議は29日、県議会一般質問で、米中の対立により沖縄を戦場にさせないためにも、玉城デニー知事から米国や中国、日本の首脳あてに「外交と対話による平和構築を求める書簡(手紙)」を送るよう提案しました。

 渡久地氏は、岸田政権が敵基地攻撃能力の保有に加え、核・生物・化学兵器(CBRNe)や高高度での核爆発に伴う電磁パルス(HEMP)による攻撃に耐えられるよう沖縄の自衛隊基地などの強靱(きょうじん)化を進めていると告発。「敵基地攻撃ミサイルを配備し、核戦争などを想定した基地の要塞(ようさい)化は破滅の道につながる」と強調しました。

 渡久地氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)が提唱する「ASEANインド太平洋構想」(AOIP)に日米中が賛意を示していると指摘。「外交と対話で解決する道はある」として、「米中の軍事衝突で最も被害を受けるおそれのある沖縄の知事として、日米中の首脳へ書簡を送るべきだ」と提起しました。

 デニー知事は、県の地域外交室で平和的な外交・対話の必要性を訴えるとし、「書簡を送付することも当然検討したい」と答えました。


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