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2023年6月22日(木)

私学助成請願不採択

自公保留 共産党は採択主張

 衆院文部科学委員会理事会は21日、今国会で出された「私学助成に関する請願」について協議し、日本共産党や立憲民主党などが採択を主張しましたが、自民、公明の与党が保留の態度をとり、採択されませんでした。

 この請願は、私学関係者や保護者が提出した「教育負担の公私間格差をなくし、子どもたちに行き届いた教育を求める私学助成に関する請願」で、自民党から共産党まで全会派が紹介議員になっています。日本共産党の宮本岳志議員は、「当然、採択すべきだ」と主張。ところが自民理事は、「国対を含めて協議したが、残念ながら保留との結論となった」などと発言。公明理事は、「『いいのではないか』と議論したが保留することになった」と述べました。

 宮本氏が、「検討したうえで保留にしたのはどういう理由か」とただしたのに対し、自民理事は請願の文言にについて、「(私学助成等の)『増額』を『充実』にしてくれたら」と弁解しました。

 宮本氏は、「野党は採択の立場で、与党だけができないといっている。採択できるよう対応すべきだ」と主張しました。


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