2023年6月21日(水)
次代のエースら活躍
囲碁第48期新人王戦 4強出そろう
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囲碁の第48期新人王戦がすすんでいます。19日までに、ベスト4が出そろいました。福岡航太朗三段(現四段)(17)、上野愛咲美四段(21)、張瑞傑(ちょう・ずいけつ)五段(現六段)(24)、姚智騰(よう・ちとう)六段(25)の4人です。準決勝は、福岡四段対上野四段、張六段対姚六段の対戦となります。
蘇耀国(そ・ようこく)九段に4人の特徴をききました。
福岡四段は、「令和三羽カラス」といわれる棋士(芝野虎丸名人・十段、許家元九段、一力遼棋聖)の次の世代のエースと目されています。韓国リーグで、日本代表の棋士が勝つことができない棋士に勝っています。タイミングときっかけさえあれば、どんな活躍をしても、驚きません。
上野四段は、現在女流名人、女流立葵杯の女流二冠です。女性棋士の第一人者になってきたといえるでしょう。第46期新人王戦の準優勝者です。世界戦(SENKOCUPワールド碁女流最強戦2022)でも優勝しており、これは日本女性棋士初の快挙です。
姚六段は台湾出身。10期連続で新人王戦本戦に出場しており、今回の顔ぶれの中ではベテランです。昔から安定感があり、これまで大きな活躍はできていませんが、2013年には、一力遼初段(当時)を破って第15回農心杯の日本代表に選ばれるなど、実力者です。
張六段は、姚六段より1歳若い台湾出身の棋士です。今回、有望株と目される田中康湧三段、第47期新人王戦準優勝の大竹優七段を破ってのベスト4進出は立派です。本来、もっと活躍しても不思議はない棋士です。
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