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2023年6月21日(水)

助け合い 手をつなごう

「世界難民の日」スタンディング

東京・品川駅前

写真

(写真)改悪入管法反対のスタンディングに参加した人たち=20日、東京・品川駅前

 国連が定めた「世界難民の日」にあわせ、改悪入管法に反対するスタンディングが20日、東京・品川駅前で行われました。「がんばれないけどあきらめない連合」が主催し、約20人が参加しました。

 東京都立川市の男性(73)はマイクを握り、「世界が一人ひとりの命と人権、生き方を大切にする流れにある」「困っている人、苦しんでいる人を支えていくことが大事なのに政府は逆行している」と訴えました。

 チリ出身の男性(62)も参加。身元引受人が2011年の原発事故で帰国し、ビザが切れている状態だといいます。悪いという膝をさすりながら立ち続け、「入管施設の対応をみると怖い」と語りました。

 横浜から参加した男性(72)は、「難民審査は人権の観点からではなく、排除するような考えで行っているではないか」と憤りました。「今後は障害者や立場の弱い人が(排除の)対象になっていくのではないか。地道だけど、あらがっておしとどめないと悪い国になってしまう」と述べました。

 主催者の織田朝日共同代表は、難民認定をガイドライン通りに適正にやってほしいと訴えました。「困っている人が国籍関係なく助け合わないと、日本はどんどん悪い方向にいく。誰もが幸せな国をつくるのには排除ではない。助け合い、手をつないでいかないと権力者の自由にさせられる」と語りました。


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