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2023年6月21日(水)

「インボイスは悪法」

中止へ 漫画家・編集者が屋外初宣伝

国会前

写真

(写真)イラストなどでインボイス反対を訴える漫画家ら=20日、衆院第2議員会館前

 政府が10月から実施を狙う消費税のインボイス(適格請求書)制度を中止させようと20日、「インボイス制度について考えるフリー編集(者)と漫画家の会」は衆院第2議員会館前で行動しました。屋外での行動は初めて。

 4時間に及んだ行動。漫画家らがその場でペンをふるい、絵やコメントで表現しました。「インボイス増税反対」と描いた漫画家のbomiさんは「岸田文雄首相は、インボイス実施は増税ではないといいますが、低所得でも納めないといけない増税です」と指摘。作家の収入が不安定で小さい子ども2人を育て、生活に困ることもあるといいます。「国は漫画を『クールジャパン』と持ち上げますが、やっていることは小規模事業者つぶしです。インボイス登録をせずに踏ん張ります」と語ります。

 「漫画の作画補助アシスタントの若い子の将来のために後悔したくない」という漫画家、大須賀こすもさんは免税事業者。月刊・週刊連載はアシスタントの力が必要です。「漫画家志望の芽を摘んではいけません。インボイス完全中止・撤廃まで声を上げたい」

 街宣で漫画家の由高(ゆたか)れおんさんは「インボイス制度は誰が何と言おうと悪法です。希望を捨てず声を上げ続けて止めよう」と訴えました。


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