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2023年6月20日(火)

維新・国民が改憲条文案

緊急事態口実 国会閉会を禁止

 日本維新の会と国民民主党、衆院会派「有志の会」は19日、国会内で記者会見し、「緊急事態」を理由に国会の閉会・解散禁止を可能にする改憲条文案を発表しました。

 条文案は、「緊急事態」を(1)武力攻撃(2)内乱やテロ(3)自然災害(4)感染症の大規模まん延―などと規定。国民生活や国民経済に甚大な影響が生じている場合、その事態に対処するために国会機能を維持する必要があると内閣が判断すれば、国会で過半数の議決を経て、閉会や解散の禁止ができると定めています。

 3会派は3月、「緊急事態」に国会議員の任期を6カ月延長できるようにする改憲条文案を共同発表しており、それに追加した形です。

 国民の玉木雄一郎代表は「われわれの条文案をベースに前向きな議論をしてほしい」と発言。岸田文雄首相が総裁任期中(来年9月まで)の改憲実現を公言していることを挙げ、「自民党には具体的なスケジュールを示し、議論を引っ張るリーダーシップの発揮を求めたい」と主張しました。

 維新の音喜多駿政調会長は「秋の臨時国会で一致点を見いだし、来年の通常国会で(改憲)発議をするために他会派にも呼びかけたい」と述べました。


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