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2023年6月19日(月)

市民「あきらめない」

改悪入管法 施行阻止訴え

弁護士らデモ

写真

(写真)「改悪入管法を再改正しろ」と訴える参加者=18日、東京都中央区

 強行採決を経て9日に成立した改悪入管法を「施行させない」と訴えるデモが18日、東京都で行われました。関東弁護士連合会(関弁連)の主催。200人の参加者(主催者発表)は手作りのプラカードを持ち寄って「差別をやめろ」と訴え、沿道の人が手を振ってこたえました。

 先頭では「でたらめな強行採決を許さない」「難民の命を強制送還から守れ」と唱和。後方では若者らがリズムに合わせて「誰も殺すな」「暴力やめろ」と訴えました。

 銀座では、買い物かごを持った女性客が店から顔を出すなど、多くの人が手を振って応援しました。友人と4人で昼食を取りに来たという女性はデモに向かって両手を振り、「入管制度には詳しくないけど、助けを求めて来た人は保護しないといけないわよね」と話しました。

 駒井知会弁護士は「ここからがスタート」として再びたたかうことを呼びかけました。

 参加した世田谷区の女性(63)は、入管施設に収容されている人に今回の改悪を伝えると顔がゆがんだと振り返り、「改悪で誰が幸せになるのか。当事者は不安と絶望でいっぱい。選挙権を持っている私たちがあきらめてどうする」と話しました。

 集合場所の日比谷公園まで自転車で駆けつけた男性(48)は「施行は1年後なので何とかしたい。日本人には直接には影響しないからこそ、声が届かない少数者と分断されない意思を示したい」と話しました。


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