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2023年6月17日(土)

不適切調達の説明を

宮本岳志氏がNHKを追及

衆院総務委

写真

(写真)質問する宮本岳志議員=8日、衆院総務委

 日本共産党の宮本岳志議員は8日の衆院総務委員会で、NHKが現行制度で認められていないBS番組のインターネット配信のための設備調達を行おうとした問題で、NHKの対応を追及しました。

 同問題でNHKが総務省に報告したのが5月29日となった問題で宮本氏は「26日の総務省の有識者会議でNHK副会長がインターネット活用業務について発言している。17日に理事会、経営委員会も開かれている。26日に総務省に報告しなかったのか」と質問。NHKの稲葉延雄会長は「時間を要したことは大変申し訳なく思っている」と答えました。

 宮本氏は、稟議(りんぎ)で決裁した経過を明らかにするため、稟議書やその後の監査の結果の提出と開示を要求しました。

 宮本氏は「ほとんどの契約を衛星波の同時・見逃し配信から、地上波配信のバックアップに変更して発注したのか」と追及。8億8000万円の事業の大半が目的変更されたものの、同様の設備が調達されたことが答弁で明らかになりました。

 宮本氏は、地上配信に変更して発注しているが「時期が至れば衛星波の同時・見逃し配信にも転用できる汎用性があるものではないのか」と質問。寺田健二NHK理事は「衛星同時配信を行うには新たな設備改修が必要」だとしつつ、汎用性があると認めました。


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