2023年6月16日(金)
民家を守る対策を
茨城・取手浸水 塩川氏が要求
衆院農水委
![]() (写真)質問する塩川鉄也議員=14日、衆院農水委 |
日本共産党の塩川鉄也議員は14日の衆院農林水産委員会で、2日の大雨による茨城県取手市双葉地区での浸水被害について、民家を守る対策の実施を求めました。
塩川氏は、同地区には、農作物への被害を防ぐために新川第一・第二排水機場が設置されているものの、事業計画では一時的に約70センチメートルまで浸水すると試算されていると指摘し、「70センチでは床上浸水だ。民家の浸水被害防止の観点に立てば、許容できないのではないか」と質問しました。
農水省の担当者は「農水省として民家の浸水被害防止のために補助するのは困難だ」と答弁。塩川氏は、双葉地区1100戸のうち床上浸水が436戸にも及んでいるとして「それで地域住民の理解が得られるのか」と批判し、国土交通省や自治体と連携して対策を講じることを求めました。
国交省は「市が計画する雨水管や排水ポンプ、雨水貯留設備等の整備に対し財政支援を行う」と答弁。野村哲郎農水相は「被害に関する調査結果を踏まえ、県・市から相談があれば国交省と連携して対応したい」と答えました。
塩川氏は、取手市から茨城県に出された要望書には、同地区への国直轄の排水機場の新設も含まれているとして、対策の徹底を求めました。









