2023年6月15日(木)
強引な普及策が原因
マイナカードトラブル 宮本岳志氏が追及
衆院総務委
![]() (写真)質問する宮本議員=8日、衆院総務委 |
日本共産党の宮本岳志議員は8日の衆院総務委員会で、頻発するマイナンバーカードをめぐるトラブルは、強引なカード普及策が原因だとして政府の責任を追及しました。
同カードの誤登録について政府は、自治体窓口の端末を複数住民が利用したあと、ログアウトしなかったからだと説明しています。
宮本氏は、マイナポイント第2弾の事業で、銀行口座や保険証の登録が対象となった昨年6月30日を境に申し込み件数が急増し、それまで行っていた登録終了時にカードをかざす本人確認を取りやめた問題について質問。犬童周作デジタル庁審議官はカード読み取り回数を同日から減らしたと認めました。
宮本氏は、ログアウトのチェックを外したから誤登録が起きたと指摘し、カード取得拡大を「急がせた結果だ」と批判。松本剛明総務相は、手続きを速やかに行うためだったとして「結果としてさまざまな課題、個人情報の漏えい事案もあり、重く受け止めている」と答弁しました。
宮本氏は、昨年12月6日の総務委員会で、マイナンバーカードへの健康保険証利用登録を希望していないのに誤って登録された住民の利用登録は解除すべきだと指摘したのに対し、厚労省が、いったん登録したあとの取り消しはできないなどと答えた問題について質問。同省の日原知己審議官は「本人からの解除希望により個別に対応可能と自治体に通知した」として、問題の答弁を訂正しました。









