2023年6月15日(木)

私たちの声聞け

ＬＧＢＴ４党修正案に抗議

（写真）「ＬＧＢＴ差別増進法案」に抗議する人たち＝１４日、参院議員会館前

　「私たちの声を聞け」―。ＬＧＢＴＱなど性的少数者の願いに逆行する自民、公明、維新、国民の「ＬＧＢＴ理解増進法案」の参院での採決が今週中に狙われる中、性的少数者の当事者団体などが１４日夜、緊急の抗議行動を国会前で行いました。主催は「ＬＧＢＴＱ＋国会　議会運営委員会」。

　当事者でノンバイナリー（性別の枠組みに自分をあてはめない）の畔上晃一さん（３７）は「当事者のリアルを知らないで、性的少数者に対するデマが流布され差別が助長されている」と憤ります。法案が通ればさらに状況が悪くなると不安を語りました。

　姉妹で参加した女性（２０）は、同性婚が認められないことなどに疑問を抱き、「性的少数者の人たちがもっと生きやすい社会にしたい」と話しました。

　主催者のひとり「スタンドフォーＬＧＢＴＱ＋ライフ」の小林美咲さんは、法案は「差別増進法案と呼ばざるを得ない」と強調し、「私たちの命と尊厳がかかった問題だ。あらゆる差別に反対します」と訴えました。

　日本共産党の田村智子副委員長と伊藤岳両参院議員が参加し、あいさつしました。