2023年6月13日(火)
防衛局の暴言に抗議
辺野古行動 オール沖縄会議など
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」と「本部町島ぐるみ会議」は12日、防衛省沖縄防衛局を訪れ、同局職員が6日に新基地建設の埋め立て土砂搬出作業が行われている本部港塩川地区(本部町)で抗議行動をしていた市民に「気違い行為」などと暴言を繰り返したことに抗議しました。
「本部町島ぐるみ会議」の仲宗根須磨子共同代表が、「新基地建設は民主主義をないがしろにする許されない暴挙。抗議行動は県民としての当然の意思表明だ」として、謝罪と二度と同様の発言をしないよう求める抗議文を提出。
同会議の原田みき子さん(74)は「戦争に反対する人間として当然の行いへの暴言だ。私たちは人間として認められていないのか」と抗議し、「軍事基地建設をやめてほしい。これが原点だ」と訴えました。
応対した宮津智文沖縄防衛局次長は「不適切な発言があったことは大変遺憾だ」と述べるだけで謝罪しませんでした。
両会議は、塩川地区で運搬石材は1日10トンダンプ160台相当としていた防衛局の説明に反し、1日500台以上にも及ぶ土砂が運搬されている問題も追及。宮津氏は作業量について「一概に答えることは難しい」と回答を避けました。
防衛局前では集会も開かれ、75人が暴言や説明違反に抗議の声を上げました。