2023年6月10日(土)
保険証廃止中止せよ
高橋氏「カード取得は任意」
衆院特別委
![]() (写真)質問する高橋千鶴子議員=8日、衆院地こデジ特委 |
日本共産党の高橋千鶴子議員は8日の衆院地域・こども・デジタル特別委員会で、マイナンバーカードと保険証を一体化させる「マイナ保険証」の相次ぐトラブルを指摘し、「準備が間に合わなかったことを率直に認めるべきだ」と来年秋の一体化中止を迫りました。
高橋氏は、マイナ保険証に別人の診療情報がひも付けられる事案などあってはならないと批判。また、そもそもカードの取得は任意で「一方的に(現行の健康保険証)廃止はできないはずだ。準備期間を考えても、来年秋というのはあまりにも早い」と強調しました。
さらに、4月に更新された厚生労働省の医療機関・薬局向け公表資料に「健康保険証でも受診できます」と明記していると指摘し、「来年秋に廃止の想定はもともと厚労省にはなかったのではないか」と追及。河野太郎デジタル相が準備期間の「5年を5カ月で」と前倒しを求め、急ぎすぎたことで「準備が間に合っていない」と訴えました。
伊佐進一厚労副大臣は、昨年の骨太方針では保険者が選択できるとして「原則」廃止としていたことを認めたものの、「(オンライン資格確認の)導入状況の進捗(しんちょく)と一体化のメリットを踏まえた上で、保険証を廃止することにした」と強弁。高橋氏は「いったん立ち止まるべきだ」と重ねて強く主張しました。









