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2023年6月10日(土)

政治の責任で解決を

旧優生法下で強制不妊 宮本徹氏主張

衆院厚労委

写真

(写真)質問する宮本徹議員=7日、衆院厚労委

 日本共産党の宮本徹議員は7日の衆院厚生労働委員会で、旧優生保護法下で障害を理由に不妊手術を強いられたのは違憲だとして被害者が国に損害賠償を求めている問題で質問し、政治の責任で早期・全面解決するよう強く主張しました。

 仙台高裁は1日、旧優生保護法を違憲と判断しましたが、不法行為から20年が経過すると損害賠償請求が消滅する「除斥期間」を形式的に適用し、原告の請求を棄却する不当判決をくだしました。同種の裁判で高裁判決が言い渡されたのは5件。仙台高裁以外の4件は原告が勝訴し、敗訴した国はいずれも上告しています。

 宮本氏は、最高裁判決まで時間がかかるなかで、被害者が亡くなっていくことはあってはならないと指摘し、「政治の責任で速やかな全面解決をすべきだ」と強く求めました。

 自見はなこ内閣府政務官は「国会での議論の進展に向けて最大限の協力をさせていただくとともに、議論の結果を踏まえて、適切に対応して検討していく」と答弁しました。


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