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2023年6月10日(土)

新会長に羽生九段

将棋連盟 「100年の伝統 次世代へ」

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(写真)日本将棋連盟の会長に選任され、記者会見する羽生九段=9日、東京都渋谷区の将棋会館

 日本将棋連盟は9日、東京都渋谷区で第74回総会を開き、15人の理事を選任。総会後の理事会で、任期満了で退任する佐藤康光会長(53)の後任に、羽生善治九段(52)を選任しました。任期は2年間。

 羽生九段は、当時の将棋の七大タイトルを独占したのをはじめ、現在の八大タイトルを合計99期獲得してきた、輝かしい実績をもちます。

 今年1月から3月にかけての第72期王将戦七番勝負では藤井聡太王将に挑戦。2勝4敗で敗れたものの、好勝負を繰り広げました。

 日本将棋連盟で記者会見した羽生新会長は、「諸先輩が必死の思いで紡いできた約100年の伝統を、次の世代にきちんと伝えるために、力をつくす所存です」と決意をのべました。

 会長職と現役棋士の両立については、「前会長の佐藤康光さん、大山(康晴)先生、私の師匠である二上達也など、将棋の世界ではかなりたくさんある事例。大変さも理解しているが、自分もできることをできれば」と語りました。

 日本将棋連盟が来年創立100周年を迎え、東京と大阪の将棋会館が移転することについても、「アクセスのよい場所になります。ファンに喜んでもらえる場所をめざします」とのべ、「地方の自治体とも連携を深め、地域の発展と活性化に貢献できれば」とのべました。


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