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2023年6月10日(土)

非核平和へ共同を

日本原水協 韓国の平和団体と交流

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(写真)在韓米海軍司令部がある白雲浦を視察する日本原水協代表団とSPARKの人たち=9日、韓国・釜山(撮影・加來恵子)

 【釜山(韓国南部)=加來恵子】日韓の被爆者支援や非核平和の運動の交流のために訪韓している原水爆禁止日本協議会の代表団は9日、釜山(プサン)で平和と統一を拓(ひら)く人々(SPARK)釜山支部のメンバーらと、国立日帝強制動員歴史館を訪れ、旧日本軍による強制労働や「慰安婦」の歴史を見学しました。また、在韓米軍専用の釜山第8埠頭(ふとう)などを視察し、日米・米韓軍事同盟強化や日本の大軍拡の動きに対し、日韓平和団体の共同の重要性を交流しました。

 国立日帝強制動員歴史館では、1937年の日中戦争以降、日本の国家総動員法により強制労働や軍事動員、「慰安婦」として強制的に従事させられた歴史を学びました。

 在韓米海軍司令部がある釜山・白雲浦(ペッウンポ)では、SPARK釜山支部代表のパク・ソクプンさんが、駐留する米第7艦隊韓国分遣隊には神奈川県横須賀市に配備されている米第7艦隊を支援する役割があることを指摘。米国の原子力潜水艦や空母などが入港するたびに抗議行動を行っていると紹介しました。

 横須賀市に住む竹田昭彦さんが「私たちも横須賀に米艦隊が入港するたびに抗議しています」と連帯あいさつしました。

 一行は米軍基地がある第8埠頭を視察。パク氏は、同埠頭は1981年に米軍に無償供与され、埠頭で荷揚げされた軍事物資は直結する電車で運ばれると説明。2016年には米軍が生物化学実験室を搬入し、近隣住民とともに生物化学実験室閉鎖を求めて運動を展開したことなどを紹介しました。


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