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2023年6月10日(土)

財政の現状打開のために緊急に訴えます

6月9日 財務・業務委員会責任者 岩井鐵也

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 いま、全党のみなさんにどうしてもお伝えしなければならないことがあります。

 それは、全党の必死の奮闘によって党の財政は支えられていますが、選挙後の、党員と「しんぶん赤旗」読者の連続した後退のなかで、中央も地方党機関も財政状況が厳しさを増し、きわめて切迫した事態に直面していることです。

 「政治資金収支報告」にあるように、中央には全党と支持者のみなさんの力で築かれた党本部の建物など100億を超す資産があります。しかし、いかに資産があっても、「財政活動4原則(党費、紙誌代、募金、節約)」によってつくりだされる毎月の運用資金がなければ党機構の維持と「しんぶん赤旗」の発行はできません。

 この運用資金が、最大の財政基盤である党費と紙誌代収入の選挙後の大きな減収のなかで危機的な事態になっています。このまま推移すれば、運用資金が底をつきかねず、党の機構も「しんぶん赤旗」も守れなくなる事態に直面しているのです。

打開の道は130%に挑み、今月から前進に転じること

 どうこの危機を打開するのか。今年最大の課題である党大会までの130%の党勢拡大・党づくりに挑み、この6月こそ、党員拡大に思いきって力を入れ、党員も「しんぶん赤旗」も、後退から前進に転じることです。この道しかない。ここに思いを定めて、党勢拡大で前進をつくりだしてこそ財政危機の打開をはかることができます。

 選挙後に、入党された方の決意や「しんぶん赤旗」購読の動機のなかに、岸田政権と「悪政4党」に対決し、「アメリカいいなり」「財界のもうけ最優先」の政治を変えることができるのは日本共産党ではないかとの思いが増えています。新たな可能性に確信もって党勢拡大に集中的に力を注ぐときです。財政的にも必ず展望を開いていくことができます。

 中央はその先頭に立つとともに、再エネ・省エネをはじめ諸経費の節約のためにさらに努力していきます。私も財務・業務委員会の責任者として任務を果たす決意です。

 大きな資金が必要な選挙費用と供託金は募金をお願いしなければなりません。もちろん「備蓄」に努めていますが十分ではありません。今回の総選挙では、比例区とともに小選挙区に積極的に候補者を立て全力をつくします。ぜひご協力をお願いします。

党と「しんぶん赤旗」を守ることは今に生きる私たちの任務

 全党のみなさんに心から訴えます。

 あらゆる党活動は財政的保障ぬきには成り立ちません。党の財政活動は「国民が主人公」の立場を貫いています。「政党助成金も企業・団体献金も受け取らない」ことへの多くの方の共感と信頼があります。遺贈を党に託す方が増えていることもそれゆえであると確信しています。

 101年の歴史はさまざまな逆流とたたかい鍛えられてきた歴史でもあります。綱領実現に向かって新たな歴史を刻もうとしている今、党と「しんぶん赤旗」を守ることは、今に生き、たたかう私たちの任務ではないでしょうか。


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