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2023年6月9日(金)

医療・介護崩壊止めよう

東京医労連 賃上げと増員求め行動

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(写真)診療報酬・介護報酬の引き上げを求めてアピールする東京医労連の人たち=8日、東京・新宿駅周辺

 医療・介護などケア労働者への賃金・一時金の大幅引き上げと増員を求めて東京医労連は8日、東京都庁周辺で終日の宣伝・署名行動やデモ行進を行いました。離職が続き人員確保が深刻な問題になっているとして診療報酬・介護報酬の緊急改定の必要性をアピールしました。

 都庁前で嘉瀬秀治委員長が主催者あいさつし、「昨日は夏闘統一回答指定日だったが、前進はない。ケア労働者の賃金が上がらない大本は国の社会保障政策にあるが、自治体にも医療や介護を守る責任がある。一緒に声をあげ、繰り返し社会に求めていこう」と呼びかけました。

 日本医労連の佐々木悦子委員長が連帯あいさつし、「看護師の離職が止まらない。日本病院会も夜勤のあり方の見直しや入院基本料の引き上げなどの提言を厚生労働相に出した。大幅増員、大幅賃上げを実現し、医療や介護の崩壊を止めよう」と訴えました。

 各労組の代表が都庁前、新宿駅前でマイクを握り、東京医科大労組の代表は「コロナが5類となっても、コロナ患者は相変わらず来ている。離職スタッフの穴は充足できず現場はひっ迫状況だ。東京都も国も、実態をつかみ処遇改善の対策を立てていただきたい」と訴え。東京民医労東京勤医会支部の代表は「定期昇給も含めた賃上げ率は2%台で、4%の消費者物価に届かない。緊急の診療報酬の改定を求める」と述べました。

 新宿駅周辺をデモ行進し「最低賃金上げよ」「軍事費よりも社会保障に予算を回せ」と訴えました。


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