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2023年6月9日(金)

被害者の名誉回復を

レッド・パージ反対センター

国会内で集会

写真

(写真)参加者から署名を受け取る塩川氏(左)=8日、衆院第2議員会館

 レッド・パージ反対全国連絡センターは8日、高齢化が進むレッド・パージ被害者の名誉回復と救済のための特別法制定を求める国会請願署名を提出し、衆院第2議員会館で集会を開きました。

 レッド・パージは、日本国憲法の制定後の1950年にGHQ(連合国軍総司令部)の示唆のもと吉田内閣が閣議決定し推定4万人の労働者が「共産主義者」「同調者」として職場を追放された、戦後最大の思想差別・人権侵害事件です。

 鈴木章治事務局長は、多くの被害者が亡くなり、高齢のため活動できなくなっていると述べ「完成を目指している記録映画なども生かし、被害の実態を広く知らせ、一刻も早い救済を求める運動を広げていこう」と呼びかけました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員があいさつし、「米国いいなりの戦争する国づくり」「財界優先」の政治のゆがみが深刻化するなか、レッド・パージ被害者救済のたたかいは現在につながるたたかいだと強調。「人権侵害を許さないたたかいを発展させるため、ともに頑張りましょう」と語りました。

 参加者から「学習などの場をつくり、レッド・パージによる被害者やその家族の苦難などについて広く知ってもらいたい」などの発言がありました。


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